ウマの造形の動的ポーズに関する美術解剖学的研究ー鑑賞者の印象認識の調査ー
文化女子大学研究紀要
第23集
馬術部員を含む獣医系学生、馬術共感、美術系学生228名を被験者とし、馬を表現した美術作例(63作例)について、10秒間観察により印象調査、馬の駈けているところの描画調査を行なった。因子分析(varimax回転)により解析し、実馬の動作時の脚の配置や姿勢と美術表現上の詩的真実にはズレがあることや、被験者グループによる相違がある(造形感覚や馬の知識)事を示した。