乗馬服のための人間因子Ⅰー乗馬姿勢のKineshiological Analysis-
文化女子大学紀要 服装学・生活造形学研究
第25集
馬術のオリンピック選手、国体選手、初級者、初心者4名の日本人被験者4名に、装鞍した馬型台座上で各種騎乗姿勢を再現してもらい、フィルムリサーチ、キロのサイクル撮影を行い、オリンピック選手には、正誤の姿勢の再現や、聞き取り調査を行った。静止した鞍馬上での姿勢ですら熟練度の違いが認められ、熟練の最重要点は、腰が馬の動きに随伴していける構えを保持している事であり、美性にも関連することが示唆された。