乗馬服のための人間因子Ⅲー扶助動作による下腿部および長靴の形状変化
文化女子大学紀要 服装学・生活造形学研究
第27集
馬術の熟練者でかつ標準体型の日本人男女各1名を被検者とし、馬術上の各扶助動作および地表歩行時の、4種の馬術用長靴の着用時の形状変化を、デルマトグラフ法によって調べた。結果、歩行時と扶助動作時では遠位と近位の関節運動連鎖に相違があることや、乗馬用長靴は扶助動作時では馬体圧迫時の腓腹筋の過変形やそ足根関節の横方向への動きの規制に有効である事等が示唆された。