シャンソン・パルレ――ジャン・コクトーの詩学における詩と音楽
『人文学フォーラム』跡見学園女子大学
21号
ジャン・コクトーは詩、小説、劇、絵画、映画と自在にいくつもの芸術ジャンルを渡り歩き、「芸術の軽業師」と呼ばれたが、その側らには必ず音楽があった。コクトー独自のジャンルである「シャンソン・パルレ」の代表作「モンテカルロの女」を、その形式や発話主体の特徴から分析し、コクトー詩学における詩と音楽の関係について論じた。