15~17世紀における村の構造と領主権力
『歴史学研究』
第885号
15~17世紀を村請が確立し展開した時代として捉え、年貢納入方法の具体的実態が室町期から江戸時代まで変化がなかったこと、また年貢納入を果たすためには土豪の存在が不可欠であったこと、その土豪は、村のなかで軍事担当者として存在し、それと経済的機能が彼らの社会的身分を保証していたことを指摘した。