江戸時代初期の越前に現れた「領」―結城秀康・松平忠直の領国支配機構―
『福井大学教育知己科学部紀要』
第4号
関ヶ原合戦の後、関東から越前に国替えとなった結城秀康の領域支配構造の特質として、戦国期の東国における「領」という行政単位を施行した点に捉え、その「領」の範囲を、結城秀康・松平忠直の知行充行状を素材に比定し、境目設定の特徴について指摘した。