越前の「領」にみる越前松平氏の領国支配構造
『歴史研究の最前線』
第19号
越前松平氏の初代藩主秀康の越前入部政策の特徴と、秀康と二代目藩主忠直の時代に敷かれた「領」という行政単位について検討し、越前松平氏が従来の「郡」から「領」に変更した理由の一つに、戦時体制の継続という状況が存在したことを指摘した。