戦国期在地領主論の成果と課題
『歴史評論』
第674号
戦国期在地領主に関する研究史を整理した上で、戦国期の在地領主とは室町期以来の個別領主(給人)と被官化した土豪の一部、そして直轄領における戦国大名・国衆であったと捉え、これら諸階層の相互関係を、勧農と紛争解決という視覚から追究し、それぞれに課せられた役割を検出した。