共同研究:小栗貴弘・福島里美・板東充彦(筆者はKH Coderを用いたテキストマイニング分析、結果の解釈および執筆を担当)
本研究は、公認心理師養成課程の学部科目「心理実習」において、学生が実習体験を通じてどのような学びを得ているのかを、実習形態および実習機関の違いに着目して検討した。教育分野の心理実習を履修した学生のレポートを対象に、KH Coderを用いたテキストマイニング分析を実施した。その結果、小学校実習では児童生徒への関わり方や対応の適切さ、中学校実習では関係形成や情報共有、適応指導教室実習では支援対象の理解や支援者としての自己理解に関する学びが特徴的であった。一方、見学実習では自己の課題や心情に関する内省的な記述が多く認められた。以上より、学生の学びは実習形態や実習機関によって異なり、実習後の振り返りを含めた教育的支援の重要性が示された。