短時間面接の構造と過程 ―軽易事件を中心にして―
家庭裁判所調査官研修所
調研所報第20号
当時の勤務庁において少年事件を担当していたメンバーでの共同研究を論文化した。少年係の日常業務の多くを占める在宅事件では,送致事実の確認,事件の背景,少年の認識,保護者の陳述,親子関係の調整と今後の更生計画などを,事例によって焦点化し,1度の面接で行うが,その面接構造と教育的措置を整理し,短時間面接における専門性を検討した。