地形学習の課題として、地形は立体的なものであるため、図や写真などの平面的な教材ではとらえにくく、三次元的に指導する必要があることを挙げられる。こうした課題を解決するために、地形学習においては地形図を標高別に彩色して色別標高図を作る、あるいは地形図の等高線から地形断面図を作成するといった作業学習を取り入れた教育方法も用いられてきた。しかし、こうした教材はあくまでも二次元的な地形表現にとどまっており、子どもたちの想像力や空間(立体)認識能力に依拠している。そこで、人間の視覚に備わっている立体視の能力を活用し、地形を立体的に見せる教材を使うことが考えられる。そこで、子どもたちの学習内容への関心を高め、子どもたちの学習内容への理解を促進する教材の事例として、地形学習における地形立体視教材を紹介する。