2025年度実施の教員採用試験での採用者総数は37,375人で、前年度に比較して954人増加したとされ、これは1986年以降最多である。一方で受験者総数は109,123人で、前年度に比較して7,059人減少していることも倍率低下の原因である。この背景には、もちろん少子化の影響が大きいが、教員は多忙でブラックな職業であるというような悪いイメージが広がっていることも指摘されている。この教員のキャリア形成に大きな役割を果たしているのが各大学における教員養成課程であるが、大学生にとって、大学の教員養成課程は必要なのであろうか。本稿では、大学生の視点から見た、教員養成課程の意義を検討したい。